ポンタック小学校で物資寄贈

2005.11.1
午前6時朝食、ホテルを8時出発
シェムリアップ空港8:10発の飛行機でプノンペン空港へ、9:00到着

プノンペンの飛行場にはマイクロバスでドライバーが迎えにきてくれた。
ガイドは昨日と同じキムさんとボランティアで付いてくれるシンネンさん。
目指すはポンタック小学校
マイクロバスで走ること30分

学校に到着すると、学校をあげての歓迎、とまどうほどに。
この学校は、街なかの学校なので建物は立派なほう
       
(子供たち615人、大人81人それに、近くの大変貧困な村人たちが集められていた)

9:30寄贈セレモニ-
支援物資は私たちが持ち込んだ、自転車、古着、ソーラーパネルのほかに
アメリカ・フロリダ州や赤十字から送られた品も同時に寄贈された。
***

私たちは
日本の長崎というところから来た
長崎は60年前に戦争で原爆が落とされ戦争が終った
そして「もう絶対戦争はしません」と世界に宣言した
以来一生懸命勉強した
就学率も非常に高くなった。
経済的には、まれにみる豊かな国になった
みなさんも一生懸命勉強してください
どうしたら豊かになるか自分たちの頭で考えて勉強してください。
自転車は通学に使ってください
と、挨拶した。

プノンペン市?(ガイドは文部省と通訳したが?)の学校担当副局長は

政府も子供たちの教育については力を入れているが、充分でない。
まだまだ外国や国内の協力・支援を受けなければならない。
NPO法人コミュニティ時津が
アジアセンター(東南アジアの子供たちを支援する会)経由で
自転車などを寄付してくれたことに感謝する。
貰ったこどもたちは大事に使ってください。

親にもお願いしたい
自転車も、そして子供たちも大事にして下さい
と、聞こえた。

***
小生は「子供たちを大事にしてください」という言葉が気がかりだった。
明るい親子関係の姿を多く見たものの
子供を育てられない親も多く就学率も低い。
病死者も多い。
ストリートチルドレンや売春を余儀なくされる子供
親から虐待を受ける子供、孤児院に引き取られる子供が多いのも事実
カンボジアの「子供たちの生活環境」を
物語っているように聞こえた
 
     文部省(?)副局長(左)           贈呈式のテーブルに並ぶコミュニティ時津の訪問団と赤十字関係者(右)

中古自転車の一部はこのポンタック小学校の遠距離通学の子供たちに贈呈された。
残りは、ベトナム国境近くの山岳地帯の学校の子供にプレゼントしてくれることになった

(自転車の後ろにいるのは自転車を貰った子供とコミュニティ時津のメンバー)


寄贈式では中古自転車のほかに
中古衣類、文房具、それにフロリダや赤十字から送られた物資が
配られ参加者のみんなに喜んでもらった。↓
  
極貧の村人たちに赤十字の関係者から食糧が配られた。↓

カンボジアには、子供たちだけでなく、明日の食事を摂るのが困難な人も多い
発展途上国のアジアに多い「富裕層と極貧生活者」の差を縮めることが出来るのは
政治しかないのかもしれない。
なぜ貧しいのか、どうしたら豊かになるかのか
勉強し考えて欲しい

カンボジアに学校を建設し支援する日本人も多い
更に先生の派遣や本を寄贈し
中身を充実させる活動も増えてきた。




つづく

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