時津港周辺のごみ拾い (ウォーターフロント公園周辺)

 平成22年3月20日(土)、当法人(NPO法人 コミュニティ時津)の呼び掛けで、時津港沿岸のごみ拾いを実施した。

 週間天気予報では、当日(20日)の前後が晴れ、当日は曇り時々雨。この天気予報が的中し、開会ミーティング時から、風強く小雨交じりの思わしくない天気になった。
  協力団体の大村湾漁協、西そのぎ商工会、浦郷自治会、浦郷老人会、浦郷商店街、十八銀行時津支店、親和銀行時津支店、三菱電機ボランティアグループ、ケンコーホーム、環境を考える会、及びその他地域住民、役場職員の方など約80人が参加。家族で参加や子供連れの人も見られ、春の風物となりつつあると感じている。作業終了後には当法人婦人部の皆さんが、午前8時から調理した温かいぶた汁とおにぎりを食べていただいた。今後は、楽しみながら環境を学ぶ、そのようなイベントにしたいなぁーと思っている。今回は時津港を練習場にしている長崎大学漕艇部が、合宿中ということで不参加になったのが残念であった。

 降ったり止んだりの雨模様の中、午前9時から11時まで、ほぼ予定通り漂着ごみを回収することができた。船からの浮流ごみの回収は、悪天候のために中止し、陸上から時津港沿岸の漂着ごみの回収を行った。今回、特徴的なのは、ごみの殆どが藻草(海草の学名が分からずこう呼んでいる)であった。回収した藻草は生ごみの減量化・堆肥化のために、当法人の会員が主体の中山菜園(子々川郷)と町内ボランティアグループが管理する神崎花園に運んだ。その後は菜園、花園の皆さんにお手数を掛けるが、堆肥化して使っていただくことにした。

 その他のごみはビニール袋(レジ袋)や食品トレー、ペットボトル、ジュース缶などであった。ごみ拾いをしながら参加者から「こうしてごみ拾いに参加すると、ごみを捨てることもないだろうに」とか「ここに来ている人は環境に関心がある人たちで、ちゃんとした処理をしている」などの声が聞かれた。また、日韓大学生交流の対馬のごみ拾いに参加した人は「対馬の漂着ごみはこんなもんじゃなかったですよ」とごみの山を前に途方に暮れた様子を語られた。その分、大村湾のごみの全てはメイド イン ジャパン、実作業(ごみ拾い)を含む啓発活動の活性化で、大村湾の環境は、どんどん改善が進んで行くものと思っている。

 回収した藻草は2トントラック2台と軽トラ3台で運び、その他のごみは軽トラ1台(140kg)分を時津町日並郷のクリーンセンターに運んだ。その他のごみの中には、これまでになかった犬の死骸1体と海鳥の死骸2体も含まれており、藻草が多かったことと併せ、環境破壊や自然破壊の兆し、または影響でなければいいがと懸念している。

ホーム

ごみ拾い中、上方(奥)がウォーターフロント公園

作業前ミーティング(実施要領説明など

一斉にごみ拾い開始

回収した藻草

ごみ拾い後、ウォーターフロント公園前

ごみ拾い作業(三電裏付近)

y.canata '10.3.21